ひょんちょる の ぶろぐ。

Chatit(仮)というアプリを作ってます。

週末を中心に世界を変えていく方法 - とあるスタートアップのプロボノとの4年間

久しぶりの更新になってしまいました。この間、インドアじゃいられないチャットアプリ - Chatit のオープンβのリリース、Appstore特集への掲載などとても楽しく、仮説検証を行えてました。今は結構な確信を持って正式リリースに向けて進んでます。ちなみに FacebookページとInstagramのアカウントつくったので、ぜひ いいね! / フォローお願いします。

 

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iPhone アプリ DL : https://itunes.apple.com/jp/app/id1033587892

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さて、このChatitですが、創業前のプロジェクト(任意団体)時代からですと、4年間、ほぼずっと一緒にとある企業で働くプロボノの方(Yさんとしましょう)と一緒に創ってきたプロジェクトです。

 

もちろん、合間に他のプロダクト出したりととても紆余曲折はあるのですが、基本、多分、ど真ん中にあるどういう世界を創っていきたいかはぶれておりません。

 

最近はスタートアップの終わり / そしてプロジェクトの時代という記事もある通り、プロジェクトとして進めていくことでスピードを求めながらリスクを軽減しようという動きがあるかと思ってます。(参考 :https://goo.gl/yExZrU)

 

そんなとき、週末を中心に、プロボノとワークしながら、プロジェクトを進めていくという方法もますます積極的に検討できるのではないでしょうか。

 

スタートアップでも自分が聞いた話の中で有名所では Tokyo Otaku Mode さんや Rettyさんはカジュアルに土日から手伝ってもらいながら、その後、多くの人が 社員としてジョインするというスタイルを取られたと伺いました。

 

そんな背景をもって、僕が4年間 x 週 10-20時間 、合計2000 - 4000時間程度、プロボノと仕事をしてきた経験をもって、今回は週末を中心に世界を変えていく方法について、エピソードと Tipsを書いていけたらなって思います。

 

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記事の前提  

 

(僕のことそれなりに知ってる人はここ読み飛ばしてください 笑)

 

前提として、僕の会社は現在、3期目でそろそろ、結果を出して行きたい時期です。出資を受けてアプリを開発している、いわゆるスタートアップベンチャーです。自社のプロダクトは Chatit で3つ目ですが、基本的に同じ世界観に対してのチャレンジをしています。Chatit は現在、オープンβをiOSでリリースしてどんどん改善を行っており、プロジェクトとして今後はいろんな人を巻き込んで行くフェーズに入っていくなと思ってます。

 

また、学生時代からプロジェクトしては取り組んでおり、会社の起ちあげは大学を卒業してそのまま行ったため、僕にいわゆるサラリーマン経験はありません。そのため、大企業からスタートアップされるような抱負な経験を持つ方とは少し違う文脈を持ちます。

 

プロボノのYさんは、ChatitのUIデザインおよび、アプリマーケティング領域のことを主に手伝ってくれていますが、たまに会社としての戦略なども相談してたりします。

 

この記事は僕の文脈に沿って書いてはいますが、Tipsとして、スタートアップベンチャーNPO、学生団体まで、プロジェクトを行っている団体にとって、また、特に代表の方には価値があるものになればと想いながら筆を進めてます。

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プロボノのメリット / デメリット

 

プロジェクトにとって、プロボノを受け入れるメリットってなんでしょうか?あるいは、デメリットってなんでしょうか?というところを完全に私見ではありますが、考えてみました。

 

こちら、あくまで受け入れる団体やプロジェクト側のメリット / デメリットという目線で、プロボノとして参加する個人の目線ではないことだけ、留意いただければと思います。

 

メリット

1.  良質なヒューマンリソースの確保

 

そのままですが、プロボノを団体が受け入れるにあたって一番期待するのはこれではないでしょうか?やはり、ただの学生ではなく、“プロ” がお手伝いをしてくれるというのは、資金力が無い中ではプロジェクトを進めて行くうえで一番、心強く感じられる部分かもしれません。

 

また、初期のプロジェクト段階では教育にコストをかけるのもかなり難しかったりします。そのため、仕事をすでに企業で行っている方々の力をお借りできることは採用や教育にコストをかけるよりも、プロジェクトの成否に対してインパクトを持ちえます。

 

誤解を恐れず、すごく悪い言い方をしてしまえば “ただ”同然で 仕事の仕方をわかっている“社会人” が “仕事”をしてくれるというのはとっても魅力的なのです。(ここでいう”ただ”という言葉は、金銭的なインセンティブ以外をきちんと提供できていることが前提ですが。。。)

 

このような 良質なヒューマンリソースを確保できる可能性があることは、プロボノを受け入れる大きなメリットです。

 


2. オープンでフラットな文化の醸成

 

“How to Google Works “ という本でも触れられてますが、”仕事” の質にフォーカスできる優秀な人を集めることさえできるなら、フラットな組織であることはとても価値があることだと思います。(参考 : http://atraeblog.com/archives/51910667.html

 

当たり前ですが意思決定者との階層ができるかぎり近いほうがスピード感をもって働くことができます。また、そのためには意思決定者と同じくらいの情報量にアクセスし文脈をつかむ必要があるため、オープンで開かれた文化を持っていることは特にテクノロジーやイノベーションを扱う領域のプロジェクトではとても大事だと言えます。

 

5年前にここまで iPhone が普及するとは思わなかったように、5年前にここまで Lineが普及するとは思わなかったように、テクノロジーの進歩はとても早いので、階層を分けてフィードバックをやり取りしているようなスピード感では世界標準で戦うことは難しいです。 “How to Google Works” では スマートクリエイティブという表現をしていますが、問題を目の前にして解決したいと思いコミットをする人たちを集められる前提であるならば、意思決定のプロセスを複雑 / 階層化させることはデメリットしか無いです。

 

プロボノを受け入れる場合、そもそも無償でお手伝いいただくことが多いと思います。そのため上司 - 部下みたいな関係ではなく、フラットに対峙しながら仕事を進めていくことになります。

 

また、後ほど触れますが本業を持っている方々がコミットできる時間は限られているため、自然とオープンに情報にアクセスできることを志向しないと、”文脈”を追いかけること(キャッチアップ)だけに時間が費やされてしまい仕事が進みません。

 

このような理由でプロボノを受け入れる場合、組織を最適化をしていく過程で、オープンでフラットな組織を自然と志向せざる得ません。この点、色んな意見があるかと思いますが、僕としては、現在の世界の流れからして、このような組織が自然と志向されていくこと自体に、大きなメリットがあるのではと思っています。

 

3.  経営者 (代表)の成長

 

代表者が経験が無い場合 (特に学生だったりする場合に顕著なのですが)、そもそも、仕事の進め方自体が荒かったり、あるいはきちんと Goal や Objective を提示できてなかったりする場合があったりします。

 

本当によくありがちなのは、とりあえず、”集まる” みたいな進め方をしてしまうのですが、結局、大きな方向性がないから、ただぐだぐだと話すだけで終わってしまい、そうなるとメンバーのコミットメントも下がってきます。なんか、意識高いだけのやつになってしまい、アツい言葉だけが交わされていることがとても多いです。

 

これは僕自身のことも含めて書いているのですが、こういった時に、プロボノの方と仕事をしているとやはり、相手はプロなのでそもそもの仕事の仕方や、あるいは雑談の中での情報交換だけでも専門知識が多いのでとても学べることが多いです。

 

守破離とよく言いますが、基礎がなければそもそも “自分自身のやりかた”をつくることもできないので、経験が足りない人にはとても良い機会になるのではないでしょうか。僕自身、おそらくドキュメントの作り方から思考プロセスまで、わりとYさんのやり方を本質からパクってるし共に創ってきている気がします。

 

また、これも後ほども書きますがプロボノが無償でコミットしている前提の場合、マネジメントも雇っている人に比べて難しいです。そういった部分で人をマネージして仕事を進めていくという点も経験として学べることがとても多いと感じています。

 

このように、代表(経営者)が成長するという意味で、プロボノを受け入れることはとても価値が高いことだと僕は考えています。


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デメリット

 

それでは、プロボノを受け入れることのデメリットってなんでしょうか?ちょっと考えてみました。



1. 時間を合わせることの大変さ,コミットメントを合わせることの大変さ

 

これは本当にそのままなのですが、時間を合わせることがとても難しいです。

プロボノの方は本業がある上で、お手伝いをいただきます。また、土日も家庭があったり、突発的な事情もあったりするので、完璧に決めておいて時間をすり合わせることは結構、難しかったりします。

 

また、それと伴う部分もあるのですが、コミットメントをどこまで求めていいのかという点で難易度がでてきます。人間の時間は等しく24時間なので、その中のどの位置にプロジェクトをいれてもらえるかで、要求すべきコミットメントは変わります。

 

あるあるなのですが、いつまでにやるという資料が、本業を理由にでてこないみたいなことが起きると、マネジメントでバッファを効かせているときはいいのですが、結構、フォローが大変になったりします。

 

また、人間の脳みその構造上、本業で仕事ができる人であればあるほど、週1回のプロジェクトのことについて、前回の内容を忘れてしまっている場合もあります。

 

今後、VRが進歩したりすると、もしかするとリモートでもプロボノと一緒にいる環境を擬似的につくれたりするかもしれませんが、現状は、やはりオフラインできちんと会って仕事を進めていくことがコミットメントを作っていくための最適な手段かと僕は思っています。”会う” ということがただの仕事上のミーティング以上に価値をもつからです。

 

そうなると最初に戻ってしまいますが、時間を合わせることが難しいという状況をどうにか解決しなければなりません。

 

方法としては最適なものを工夫していくしかないと思います。

 

僕とYさんの場合、週のこの日の夜とこの日の朝、そして土日のどちらかは仕事をするとルーティン化させています。その上で、もし今週は頑張りどころとなった場合、さらに他の平日夜を提案したり、朝のミーティングを入れたりしています。

 

また、僕のGoogleカレンダーは完全に公開されていてとにかくカジュアルにインバイトいただけるようにしていること、土日の予定は出来る限り、オフィス付近で済むことしかいれないようにしておくことなどを意識づけすることで、週単位のアウトプットを最大化できるように工夫をしています。




 2. プロボノ次第では壮大にマウンティングされる(笑)

 

これもわりとあるあるな気がするんですが、特に自分にやけに自信がある人だと、やたらとマウンティングしてきたりします。

 

しかも経験の無い代表だったりする場合、マウンティングされていることに気づいてなかったりします。よくあるのは “あれ、おれがやったんだよ”という「あれおれ話」ですね。

 

ただ、このマウンティングは、わりと構造上、仕方がないところでもあると思っています。(長くなりそうなので、説明はしませんが、居酒屋とかキャバクラとかでも日夜、話されているあれです。個人的に、特に男の人は自分の人生を否定されたくないので、やたらと肯定する傾向がある気がしてます 笑)

 

わりと身も蓋も無い話をしてしまうと、 “仕事” の実績には会社の名前でやれている部分と、その人の貢献の2つがセットになるはずなんですが、わりと大きな企業の場合、会社の名前だけで実績ができてしまうこともあるので、プロボノの実績の話を聞くときはその人の貢献をきちんと受け入れる団体側で見たほうがいいと思います。

 

また、結局、マウンティングされることが悪いわけではなくて、プロジェクトが進まないことが悪いので、 “仕事” をきちんとしてくれるように、マネジメントができてアウトプットが素晴らしいものにできるなら、そこはそんなに本質的な問題ではないのかもしれません。

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デメリットを超えて受け入れる判断

デメリットを超えてこの人をプロボノとして受け入れてもいいなと思うにはなにを判断の根拠にすればいいでしょうか?

 

これは完全に僕の私見でしかないのですが、 “手を実際に動かしてくれるか” を判断の根拠にしています。

 

プロボノを受け入れる上で、一番、気をつけるべきなのは “議論だけしたい人が世の中にはいる” ということです。

 

文化をまだキャッチアップしてくれてないとか、アウトプットがまだしっくりこないとか、そういったことは “あなた” (代表者)の頑張りでどうにでも、これから改善できます。

 

でも “手を動かしてくれるか” だけは、”あなた” (代表者) が頑張ればどうにかなる話では、僕の経験上、無いと考えています。

 

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プロボノとの仕事における エピソード / Tips

 

丁寧に書こうと思ったら、前段長くなりすぎました。ここからは、Yさんとのエピソードも交えて、経験則的にこうするとプロボノとのワークもうまくいくんじゃないっていう Tipsをご紹介です。

 

“仕事” にフォーカスする

 

Tipsとして一番、最初にご紹介するのは “仕事” にフォーカスするということです。

 

こちら、僕が説明するより、僕がよく読み返す、僕の友人(友人と呼んじゃっても大丈夫でしたでしょうか?笑) が書いた、ブログエントリーがとても綺麗に表現をしてしてくれています。

 

よい仕事をするために - R&D: りょうえんダイアリー

http://ryosukeishii.hatenablog.com/entry/2012/03/10/120721

 

よい仕事をするためには “自分” ではなくて、“仕事”にフォーカスしなければいけません。

 

ただ、自分で起業をしたり、自分のプロジェクトを持ったりする人は、そもそも始まりが “自分”なので、“仕事” にフォーカスすることはとても難しかったりします。

 

また、こちらのブログに一つだけ僕が補足できることがあるとしたら、それは自分のプロジェクトである場合、 ビジョンや夢を語ることはそれはそれで”あなた”(代表)にしかできない立派な“仕事”なのです。

 

ビジョンや夢は多いに語りましょう。そして、周りを巻き込んで、”仕事” を成し遂げましょう。

 

こちらに関しての Yさんとのエピソードとして、とても記憶に鮮やかなのは、とある合宿のときに、ひょんちょるが創りたい世界観ってこれじゃね?と、僕の原体験からビジョンを一緒に言語化してくれた時間です。

 

僕らのビジョンは “世界中を故郷にする” です。

僕らはテクノロジーを通して “世界中を故郷にする” 会社です。

自分事であればあるほど、 “自分” の等身大の言葉で表すのって、なかなか恥ずかしいし怖いですよね。

 

でも、僕は一緒に言葉にしたビジョンだから、、どこでも声高にいうことができそうです。

 

アツい言葉を言うだけなら、誰でもできて、ただ、ビジョンに向けてきちんと戦略が伴って行動が伴って実現に向けて動けているなら、それは “仕事” にフォーカスできているということではないでしょうか。

 

“自分” では無く “仕事”にフォーカスしましょう。



無理な注文 / 無理なコミットをしていないかのチェック

 

2番目として、無理な注文 - コミットの関係になっていないかを常にチェックしていくことをあげます。

 

プロジェクトをやるにあたって、ビジョンがすでにあるのであるならば、”戦略” - “作戦” - “戦術” - “兵站” を考えて実行していくべきです。これもすっごい有名なブログがあるので、そちらを貼っておきますね。

戦略(Strategy)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、そして兵站(Logistics) - Shi3zの長文日記

http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20120416/1334543387

 

これらに毎回 Goal や Target(Objective) : 目的 - 目標があるべきだと思うのですが(ちなみに目標は出来る限り、数字で落とせるものにするべきですね)、プロボノの人の専門性をきちんと理解していないと、無理な注文 - 無理なコミットの関係になることがありえます。

 

例えば、週1回しかコミットできない人に、コンサル感覚で戦略を考えてもらうのはミスマッチです。本家の戦略コンサルタントだって、そもそも経営者が戦略を一緒に考えること前提で”本業”として、戦略を提案できているんです。

 

ビジョンはもちろん、”あなた” (代表)が語るべきだし、戦略だって”あなた”(代表)が考えるべきです。

 

コミットいただけるだけですごくありがたいことなので、人のコミットメントの深さに応じて、この仕事を手伝ってもらいたいというのはきちんと Goal と Target まで準備したうえで共有できるのがベストだと思います。

 

そこまで行かなくても、ここらへんの領域をお願いしたいです。というくらいはちゃんと準備できるべきかなと。

 

もちろん、そこまでやっても無償でのコミットメントである以上は、気持ちが離れてしまうことはありえますし仕方がないことかもしれません。ただ、こちらがわでできることを100%尽くしているかどうかで、相手に対する誠実さは全然変わってきますし、それが伝わってくれる人と一緒にやっていくべきかなと思います。

 

実際の仕事での話なんですが、僕とYさんは毎回のミーティングでなにをやるのか、でもどこまでがボトムゴールで、どこまで行けたら本当はうれしいかというのを大体、アイスブレイクが済んだ後に手を動かしながら先に僕の方で話しております。

 

そのディレクションに、重要度 × 緊急度 とその日のミーティング- 作業時間の兼ね合いで妥当性があれば、そのまま仕事をしていく形になります。もちろん、フラットな関係なので、妥当性が弱い場合は、こっちからやらない?っていう提案もいただきます。

 

毎回のミーティングで出すアウトプットに対して、お互いが妥当だと思えるかはとても大事な部分ではないでしょうか?

 

また、気持ち面のコミットという話に関してですが、こちらのエピソードをひとつ紹介です。

 

やっぱり、無償でお手伝いいただいている以上、プロジェクトがつまらない時期はモチベーションは下がってしまいます。

 

あるとき Yさんから、完全に無償でやるのが厳しくなってきたというお話をいただいたことがあります。その頃のYさんはちょうど引っ越しもされて、今までオフィスから近かったご自宅が遠くなってしまった時期も重なりました。

 

そのときにまずは、無記名のスイカにお金をチャージして、交通費からお支払いさせてくださいというところからはじめてみました。それでもちょっと厳しかったらまた、ご相談させてくださいという形です。

 

また、弊社のオフィスは目黒なのですが、Yさんの職場は日比谷線沿いなので、平日の朝や夜のミーティングに関しては僕が恵比寿まで伺いカフェで行うことにしました。それだけでも乗り換えがなくなる分、また定期券内になる分、気持ちがかなり違うのではと思ったからです。

 

自分ができるところから、相手のコミットメントに対して誠実にしていく。そのために、無理な注文 - コミットメントの関係になってないか、時期ごとにチェックしていく。こちらをTips の2番目として紹介させてください。

 

相手の時間を大切にする

 

3つめとして、プロボノの時間を大切にすることをあげさせていただきました。

これもあるあるなんですが、ついつい、ファウンダーとか代表は自分がそうなので、相手のプライベートを無視して、仕事をしてもらえないかと思いがちになってしまいます。

 

でも、プロボノの方は、人生を豊かにするためにあなたのプロジェクトを手伝ってくれているのです。その人の人生の大事な時間を奪う権利は無いし、むしろ、人生を豊かにするための時間のひとつして、自分のプロジェクトに関わってくれていることを感謝すべきです。

 

また、”仕事” にフォーカスしたときに、代表の時間をプロボノのために使うのは “仕事”のためだから当たり前とも言えます。

 

個人としてだったら、もちろん、 “あなた” (代表)の時間もプロボノの時間も等しいと思います。ただプロジェクト成否って考えた時に、、代表にはプロボノの時間をとても大切に思う必要があるのではないでしょうか?

 

こちら、わりと当たり前にやっているのであんまり、エピソード浮かばなかったです 笑

また、浮かんだら追記しますね。

 

相手のことが好きか - 楽しくやれるか

 

4つ目として、相手(プロボノ)のことが好きか - 楽しくやれるか をあげました。

ここらへん、精神論が続いてとても恐縮なんですが、これはすごく単純で大事な話です。

 

わりと、肩書きがある人が手伝ってくれるとなると、腹黒く手伝ってもらった方がいいなとか思ってしまう瞬間ってあると思うんです。(僕にもありました。)

 

でも、人間としてリレーションシップを深められそうになかったら、やめた方が良いと思います。

 

単純に苦手 / 嫌いな人と付き合うのは数回はできても、絶対に続かないです。

 

相手のことを好きになれそうかはすべてだと思ってます。

 

また “仕事” って言っちゃってるんで、堅苦しくなるんですが、楽しくやれそうかはすごく大事です。

 

コミュニケーションが楽しかったり、同じ経験をするのが楽しかったり、一緒になにかをつくっていくのが楽しかったり、そういう “楽しさ” って人間と人間のリレーションシップの一番基本じゃないですか。

 

僕とYさんのミーティングって終始、雑談しながら、決めなきゃいけない瞬間だけ10秒くらいで意思決定をする感じなんですよね。なんなら、ずっとYoutube流して、どっちが名曲を流せるか選手権とか手動かしながらずっとやってますし。

 

雑談もなんなら、僕がめっちゃいじられたりしてます。(これはフラットな組織をつくる意味ではめっちゃいいことですね。周りの人も代表との距離が近づきます。)

 

あと、普通に趣味もあうので、サッカーを一緒に見に行ったり、ライブとかも一緒したり、美味しいラーメン屋の情報をシェアしたりしてます。(その前後で仕事してたりします。)

 

だから、基本的に僕はYさんに会うのが好きなんですよね。そういう楽しみと一緒に “仕事”が進んでいってる感があるから。

 

相手のことが好きか、相手とのリレーションシップを大事にできそうか、これがもしかすると一番大事かもしれません。



番外編 - 誰かが本業で取り組んでいるべき (会社である理由)

 

これは Tipsなのかはちょっとよくわからないのですが、プロジェクトの時代と言ってしまっているので、別に全員、 “本業”があって週末だけで集まってやってもいいんじゃないか?という意見もでるかなと思ったので、ここに書いておきます。

 

僕は基本的に、誰かが “本業”で取り組んでいたほうが間違いなくプロジェクトの成功確率はあがると思います。また、そもそも、描けるビジョンのでかさも変わると思います。

 

そのため、できれば “箱” はあった方がいいと思っていて、資金が必要である場合は概ね株式会社である方が良いと思ってます。

 

これはわりとロジカルな話ではないのかもしれませんが、週末だけで何人かで集まろうとすると、おそらく違う会社の人たちもいたりする中で、 “どのやり方” で進めるのかのコンセンサスに時間取られそうな気がするんです。

 

例えば、色んな会社の文化がある中で、どれが今回のプロジェクトに適切なやり方なのかから議論するのって、アホくさくないですか。

 

だから、すでにベースにその会社の文化、あるいは本業にしている人のやり方があるのが一番、安心してプロジェクトを進めていける形だと思います。このみんなが “安心” できるって感覚は、それをつくる代表は本気で辛いと思うんですけど、すごく大事だと思います。

 

そのため、一人は “本業” にしている人がいたほうがいいのではと思ってますし、物理的に集まる場所とかという意味でもオフィス構えて、会社にしちゃったほうがいいんじゃないかと思ってます。

 

こちらもエピソードはないです 笑

そもそもTipsになってるかもわからないです。

 

以上で、一旦、Tipsは終わりです。



最近の自分

 

さて、締めに向かっていくにあたって、最近の僕の話をさせてください。

Chatit ですが、おかげさまで僕の中ではすごく確信を持つことができてます。

 

そもそも、どういうものをつくれば、僕らのビジョンを達成できるんだろうというフェーズを超えて、この白いうさぎのアイコンは不思議の国のアリスの白ウサギのように、次のフェーズに僕の導いてくれているみたいです。おそらくというか、自分的に絶対、このChatit で僕が見たい世界は創れていくなって、そう心から思ってます。

 

もちろん、まだまだ改善すべきポイントややるべきことは山程あるんですが、数字でこういう改善が必要だなって見えたこともあって、次はこういうことをしていかなければなということが、わりとすごくクリアに今は見えています。

 

そうなると、 “プロダクト” をつくりこむために引きこもっていた時期から、これから “みんな” を巻き込んで文化をつくって広げていくフェーズなんだなって自然と思えました。

 

そんなこんなで、 “みんな” でやれるか が最近の僕のテーマになってます。そうなると、なんか自然と心境も変わってきました。

 

去年くらいまで、というか数カ月前までの僕は、わりと社員もプロボノも手伝ってくれている人も “僕” が幸せにするって思ってました。だから、なんでも知らなきゃって思ってたし、無理してでも仕事しなきゃと思ってたし。でも、そもそもおごがましいですよね。僕一人で抱えようとするのは。

 

多分ですけど、”みんな”で “幸せ” になるんです。僕の周りの “みんな”と一緒に世界を変えていくんです。(僕のモットーは身近なところから世界を変えるですが、単純に、周りの人が喜んでくれて、それが波及して世界が変わっていったらいいですよね。)

 

でもそうなると、僕のポジションはここです!ってちゃんと宣言していかなきゃ “みんな”も仕事しにくいですよね。僕の領分はビジョンを語って、戦略を描いてプロダクトのプロデューサーをして、ディレクションをして、そして “みんな” を巻き込んで、お金を集めて、そして毎回、最善だと思える意思決定を続けることです。

 

Yさんが、UI - UXを一緒につくってくれて、プロモーションを一緒に考えてくれて、エンジニアがアイデアを付け加えて実装してくれます。

 

最高の “仕事” になってるかフォーカスし続けることができるでしょうか。今回のブログはまずは “みんな” を創っていきたくて書きました。

 

週末を中心に世界を変える

 

最近の Chatit は文化をつくって広げていくフェーズに入ったと書いたとおり、今、弊社(僕)は “週末を中心に世界を変える” を一つのテーマに文化を僕の周りの “みんな” で創っていけないかなと考えています。

 

そのため、こんな長々とした記事を書いてみました。

さて、最後は結局、勧誘なのです 笑

 

プロボノメンバー集めてます。Chatitのプロジェクトを週末からやっていきましょう。(別になんらかのプロじゃなくても、僕と仕事がしたい方なら歓迎です。もちろん、学生でもやる気があるなら大丈夫です。)

 

僕と週末を中心に世界を変えていきませんか?

 

すっごく大事なプロジェクトなので、 “みんな” でやっていきたいのです。そのためには週末が中心にならざるを得ません。(むしろ、週末を中心に世界を変えるっていいたかっただけの節もあります。)

 

むしろ、月 - 木くらいまではそのための準備と会社の土台づくり(受託やったりでお金を稼いだり、採用活動をしたり)という感じで進めていこうと思ってます。

 

すごくカジュアルなところから手伝ってもらえるように設計してますので、週1で関わりたい人も月1で関わりたい人も全然オッケーです。もちろん、それ以上、関わりたいぜって言うお声も嬉しい限りです。

 

どうせ、僕と同い年くらいで、すでに仕事にこなれてきたり、なんなら、会社つまんないって思ってる人、絶対いるでしょ?そう、そこの死んだ目をしたあなたです。そういう人にはとってもおすすめです。

 

30分でも週末に僕とミーティングした方がおそらく、人生、相当、豊かになりますよ。自信を持って言います。

 

少なくとも僕はどこでもChatitの未来をわくわくと語ることができるし、比喩じゃなく365日24時間、Chatitのことを考える自信もあるし、関わってくれた人とすっごく楽しくやっていく自信があります。

 

対価としては、Chatit ステッカーを筆頭に、アメニティをプレゼントです 笑 (白いうさぎかわいいよ!)

 

あとは、僕が毎日、考えていることや、テクノロジーやUI - UXについての知識や、会社をつくってきての経験をなんでもシェアします。

 

Facebookメッセージででもご連絡いただければ、まずは Chatit Friends (仮) というFacebookグループをつくる予定なので、その中にご招待させていただきます!(すでにユーザーテストにご協力頂いた方にはこちらからも連絡さしあげますね)

 

大事なことなので、もう一回、書きます。

 

僕らと Chatit というプロジェクトを通して週末を中心に世界を変えていきませんか?

 

様々な方からのご連絡お待ちしてます。なんならカジュアルにお茶とかでもしましょう。

よろしくお願いします^^